FDA警告書

2022年4月6日更新 FDA警告書情報

このページでは、FDAウェブサイトに最近掲載された医療機器関連のFDA警告書の中から、予防処置その他に有用な情報を紹介しています。FDAが述べているように、警告書とは違反項目を全て列挙したものではなく、警告書を受領した企業は自ら徹底的な調査/監査を実施し、警告書に含まれていない違反項目にも対処する必要があります。

 

2022年1月28日発行FDA警告書(FDAウェブ掲載日:2022年4月5日)

指摘のきっかけ

FDAによる企業ウェブサイトの審査

関連医療機器

スキンケア機器

違反項目

以下の4件の医療機器は、市販前承認/認可の無い状態で米国で販売されているため、粗悪品であり不正表示品である。

機器1

ウェブサイトによると、当該機器は510(k)免除の製品コードの下で販売されている。しかしながら実際には、その製品コードの範囲を逸脱した使用目的で販売されている。

当該機器は510(k)免除機器ではない。

機器2、3、及び4

ウェブサイトで記載された使用目的等の情報によると、これらは510(k)が要求される医療機器である。しかしながら実際には、申請を経ずに販売されている。

FDAは2020年2月20日に、これらの製品に対する市販前承認番号または市販前通知番号を知らせるよう要請したレターを送付したが、回答は無かった。

FDAは2020年11月12日に、本件に関して電話連絡を行い、4件中1件については市販前認可を取得しているとの説明を受けた。同日にFDAはEメールを送付し、市販前認可を取得するまでウェブサイトの記載内容を削除すること、或いはマーケティングを停止することを繰り返し要請した。また、市販前認可を取得している機器については510(k)番号を提示するよう要請した。

回答を得られないまま、FDAは2020年11月16日、2020年11月23日、2020年12月7日、2020年12月8日に、繰り返しフォローアップを試みたが、連絡が取れない状態である。

2021年12月17日時点で、FDAはこれら4件の医療機器の市販前申請を受領していない。

粗悪品又は不正表示品をもたらす企業活動を停止するように。

 

2022年1月6日発行FDA警告書(FDAウェブ掲載日:2022年3月22日)

指摘のきっかけ

FDAによる査察

関連医療機器

気腹針

違反項目

・品質システム規制に対する違反により、当該製品は粗悪品である。以下は違反の例である。

・違反の重大性に鑑み、違反が解消するまで、対象製品の米国への輸出を禁ずる。

21 CFR 820.90(a):不適合品の管理の要求事項への不適合。例えば

・不適合品の処理プロセスが確立されていない。

・社員は不適合品管理の手順を理解していない。

・貴社は483への回答書の中で、是正処置が完了するまで全ての製品の米国輸出を停止し機器リスティングから外すこと、不適合品管理手順を改訂し教育訓練を実施すること、過去に遡って不適合品を見直し有害事象や品質問題の有無を分析することを述べている。しかしながら、リスクの評価が不十分であることから、回答書は不適切である。また、不適合品の処理の記録に対する是正処置も不十分である。

21 CFR 820.30(a):設計管理手順の要求事項への不適合。例えば

・設計管理手順で定められた文書及び/又は証拠を提示することができなかった。

・貴社は483への回答書の中で、設計管理手順を要求事項に沿って改訂し教育訓練を実施すること、並びに遡及的に設計管理活動を評価し有害事象や品質問題の有無を分析することを述べている。しかしながら、遡及的処置の計画が不十分であることにより、回答書は不適切である。また、リスクの評価が不十分である。

21 CFR 820.75(b):バリデーションが実施された工程に対する監視と管理の要求事項への不適合。例えば

・バリデーションが必要な工程に関する活動の、客観的証拠とデータを提示できなかった。

・貴社は483への回答書の中で、プロセスバリデーションの手順を改訂し教育訓練を実施すること、査察されなかった工程も含めてバリデーションが必要な全ての工程をバリデートすることを述べている。しかし、これらの処置は完了しておらず、リスクの評価も不十分であるため、回答書は不適切である。

21 CFR 820.100(a):是正・予防処置(CAPA)の要求事項への不適合。例えば

・CAPAは問題の重大性に応じて開き、根本原因分析は必要に応じて実施するとのことであるが、重大性の基準の定義が文書化されていない。また、最近の2件のCAPAにはいずれも、根本原因分析が実施されなかった。

・貴社は483への回答書の中で、CAPA手順を改訂し教育訓練を実施すること、過去に遡ってCAPAと顧客苦情を調査すること、米国で販売された製品のリスクを評価することを述べている。しかしながら、これらの処置は完了していないため、回答書が適切かどうか現時点で判断できない。

21 CFR 820.72(a):計測器管理の要求事項への不適合。例えば

・複数の計測器について、その校正記録を提示できなかった。

・貴社は483への回答書の中で、計測器管理手順を改訂し教育訓練を実施すること、必要な校正を実施すること、適切な校正が欠損していた計測器の使用による影響を審査すること、その他の計測器も同様に見直すことを述べている。しかしながら、これらの処置は完了していないため、回答書が適切かどうか現時点で判断できない。

21 CFR 820.80(c):工程内検査の要求事項への不適合。例えば

・工程内検査において必要とされる試験が実施されていなかった。

・検査員は、試験プロセスを習得しておらず、試験手順も存在しないと述べた。

・貴社は483への回答書の中で、検査手順を改訂し教育訓練を実施すること、並びに遡及的な見直しを実施し問題の有無を分析することを述べている。しかしながら、これらの処置は完了しておらず、更に、複数の文書に矛盾が生じないことを確実にする文書管理システムを評価する計画が述べられていないため、回答書は不適切である。

21 CFR 820.184:機器履歴記録の要求事項への不適合。例えば

・米国に輸出される医療機器の履歴記録を提示できなかった。

・機器履歴記録に関する規制が理解されていない。

・貴社は483への回答書の中で、機器履歴記録手順を改訂し教育訓練を実施すること、サンプル検査を実施し記録の内容が完全で正確であることを確認することを述べている。しかしながら、これらの処置は完了していないため、内容が適切かどうか判断できない。

21 CFR 820.181:機器原簿の要求事項への不適合。例えば

・対象製品の機器原簿が維持されていない。

・米国市場に関連する文書、プロセス、医療機器について、社員の知識が不十分である。

・貴社は483への回答書の中で、再構築した機器履歴ファイルに基づき機器原簿を出力すること、米国で販売された全ての製品に対する遡及的見直しを実施すること、有害事象や品質問題の有無を分析することを述べている。しかしながら、これらの活動が完了していないため、内容が適切かどうか判断できない。

 

2022年2月28日発行FDA警告書(FDAウェブ掲載日:2022年3月15日)

指摘のきっかけ

FDAによる査察、企業ウェブサイトその他の審査

関連医療機器

神経刺激機器、脳波図信号処理機器

違反項目

・市販前通知の要求事項、ならびに市販前承認の要求事項に対する違反により、当該製品は不正表示品であり、粗悪品である。

・対象機器は、510(k)免除機器の製品コードでFDAにリスティングされているが、企業ウェブサイトその他の情報ならびに査察で収集した資料によると、対象製品は製品コードの範囲から逸脱している。

・査察では、品質システム規制に対する違反が観察されており、この側面からも当該製品は粗悪品である。以下は観察された違反の一部である。

21 CFR 820.198(a):苦情処理の要求事項への不適合。

・審査した苦情記録には、苦情の詳細な内容、調査の日と結果、機器の識別情報等、規制で要求された項目が含まれていなかった。

・回答書を受領したが、内容は不適切である。

・苦情の可能性がある情報も含めて全ての苦情を、過去に遡って審査するように。

21 CFR 820.100(a):是正・予防処置(CAPA)の要求事項への不適合。

・CAPA手順書が不適切であり、問題を是正・予防することができない。例えば、実施すべき是正処置を記入した日が、CAPA完了の日と同一であるものが観察されており、有効性の評価が適切であったのか疑問である。

・回答書を受領したが、内容は不適切である。

21 CFR 820.50:購買管理の要求事項への不適合。

・承認済みサプライヤーリストに列挙されたクリティカルサプライヤー12社を全く評価していない。

・クリティカルサプライヤーの基準が定義されていない。

21 CFR 820.72(a):計測器管理の要求事項への不適合。

・校正の期限が切れている計測器が観察された。

・メンテナンスの必要性及び頻度の基準が不明である。

・回答書を受領したが、内容は不適切である。改訂後の手順書は、規制要求事項を満たしていない。

21 CFR 820.20(c):マネジメントレビューの要求事項への不適合。

・マネジメントレビューが手順書通りに実施されていない。

21 CFR 820.22:品質監査の要求事項への不適合。

・品質監査が手順書通りに実施されていない。

・監査される事柄への直接の責任者以外の者が品質監査を実施する手順が無い。

 

2022年2月11日発行FDA警告書(FDAウェブ掲載日:2022年3月8日)

指摘のきっかけ

FDAによる査察

関連医療機器

心臓ヒーター/クーラー

違反項目

・市販前通知の要求事項への違反、ならびに市販前承認の要求事項への違反により、当該製品は不正表示品であり、粗悪品である。

・品質システム規制に対する違反により、当該製品は粗悪品である。

・有害事象報告の規制に対する違反により、当該製品は不正表示品である。

・このような違反品の流通につながる活動を、直ちに中止するよう要請する。

・違反項目には以下が含まれるが、それに限定されない。

・対象機器は2010年に510(k)認可を取得したが、その後、設計・コンポーネント・製造方法・使用目的に重大な変更が実施された。

・これらの変更による新規の510(k)が提出されていない。

21 CFR 820.30:設計管理の要求事項への不適合。例えば:

・設計バリデーションが適切に実施されていない。

・リスク分析が適切に実施されていない。

・設計インプットが適切に特定されていない。

21 CFR 820.75(a):工程バリデーションの要求事項への不適合。例えば:

・クリーニング工程のバリデーションが実施されていない。

21 CFR 820.100(a):是正・予防処置の要求事項への不適合。例えば:

・問題の原因を正しく調査していない。

・クリーニング工程のバリデーションの欠損に関するCAPAが2020年に開かれたが、15カ月を経て、未だにバリデーションが実施されていない。

・是正処置の有効性が正しく評価されていない。

21 CFR 820.198(a):苦情処理の要求事項への不適合。例えば:

・規制要求事項に適合した苦情処理手順が確立されていない。

・苦情に対する調査が適切に実施されていない。

・苦情処理とリスク分析とが正しくリンクしていない。

21 CFR 803:有害事象報告の要求事項への不適合。例えば:

・報告義務のある不具合が報告されない。

 

2022年1月7日発行FDA警告書(FDAウェブ掲載日:2022年3月8日)

指摘のきっかけ

FDAによる査察

関連医療機器

滅菌ディスポーザブル電極

違反項目

・品質システム規制に対する違反により、当該製品は粗悪品である。

・有害事象報告の規制に対する違反により、当該製品は不正表示品である。

・違反の重大性に鑑み、違反が解消するまで対象製品が米国に輸入されることを禁ずる。

・回答書を審査したが、英訳されていない部分が多く、FDAは適切な審査を実施できない。

・違反項目には以下が含まれるが、それに限定されない。

21 CFR 820.198(a):苦情処理の要求事項への不適合。例えば:

・苦情処理手順には、米国販社からの苦情の受領を確実にする要求事項が含まれていない。

・米国販社が受領した苦情を貴社に提供する旨の合意書が存在しない。

・各苦情に対して、有害事象報告の義務があるかどうかの評価が実施されていない。

21 CFR 820.75(a):工程バリデーションの要求事項への不適合。例えば:

・査察において、滅菌工程のバリデーションに関する詳細な情報、或いは客観的証拠/データを提示できなかった。

21 CFR 820.30(a):設計管理の要求事項への不適合。例えば、貴社は要求事項に関する知識に乏しく、査察中に以下を提示することができなかった:

・設計開発手順書

・設計と開発の内容

・対象機器に関する設計資料及び市販前申請資料

21 CFR 820.86:受入状況の要求事項への不適合。例えば:

・滅菌済み製品と滅菌前製品とを明確に識別できる手順が確立されていない。

21 CFR 820.40:文書管理の要求事項への不適合。例えば:

・承認された文書のみが配布されることが確実になっていない。

・指定された場所以外に文書が置かれていた。

21 CFR 820.184:機器履歴記録の要求事項への不適合。例えば:

・ラベリングが機器履歴記録に含まれていなかった。

21 CFR 803.17:医療機器報告(MDR)手順の要求事項への不適合。例えば:

・貴社は査察中に、MDR手順書が規制に準拠していないことを認めた。

 

2021年12月9日発行FDA警告書(FDAウェブ掲載日:2021年12月28日)

指摘のきっかけ

FDAによる査察

関連医療機器

インスリン注入ポンプ

違反項目

・品質システム規制に対する違反により、当該製品は粗悪品である。

・医療機器報告(有害事象報告)規制に対する違反により、当該製品は不正表示品である。

・違反項目には以下が含まれるが、それに限定されない。

・本警告書への回答について討議するため、FDAとのテレコンフェランスを計画するように。

21 CFR 820.100(a):是正・予防処置(CAPA)手順書の要求事項への不適合。例えば:

・全ての品質データ源を適切に分析せず、不適合品の修正のために必要な作業を特定せず、変更に対する検証/バリデーションを実施しなかった。

・低いリスクに導かれる閾値の設定には同意できない。例えば、手順書の算定式に従った場合、危害の発生確率が過小評価されるため、故障に伴うリスクの計算が不正確である。その結果、必要なリコールにタイムリーに着手できなかった。

・リスク管理手順書が改訂され、計算式が更新されたが、正確なリスクが算定できないしくみになっている。

・是正処置の有効性が検証/バリデーションされず、適切な是正処置が実施されなかったため、不適合品の使用が継続し、有害事象の発生が続いた。

・回答書を審査したが不適切である。CAPAを実施した証拠が提出されなかった。また、改訂後のリスク管理手順書は要求事項を満たしていない。

21 CFR 820.198(c):苦情処理の要求事項への不適合。例えば:

・同一の問題に関する800件以上の苦情に対して、適切な調査が実施されなかった。調査を実施しない理由は正当化できるものではない。

・回答書の適性は現時点で判断できない。関連するCAPAが完了しておらず、更に、過去の苦情の見直しも完了していない。

21 CFR 803.50(a)(1):有害事象の報告期限の要求事項への不適合。例えば:

・査察中に観察した事象は、報告義務のある事象であったが、FDAに提出されていなかった。

・回答書の適性は現時点で判断できない。必要な処置が取られた証拠が提出されていない。

21 CFR 803.50(a)(2) :不具合に関する有害事象報告の要求事項への不適合。例えば:

・リコールと同一の問題が発生したにも関わらず、FDAに報告されなかった。

・回答書の適性は現時点で判断できない。必要な処置が取られた証拠が提出されていない。

 

2021年11月24日発行FDA警告書(FDAウェブ掲載日:2021年12月28日)

指摘のきっかけ

FDAによる査察

関連医療機器

シリコンインプラント

違反項目

・品質システム規制に対する違反により、当該製品は粗悪品である。

・医療機器報告(有害事象報告)規制に対する違反により、当該製品は不正表示品である。

・違反項目には以下が含まれるが、それに限定されない。

21 CFR 820.75(a):プロセスバリデーションの要求事項への不適合。例えば:

・滅菌工程、硬化工程、包装工程のバリデーションが実施されていない。

・回答書を審査したが不適切である。バリデーション計画が提示されていない。更に、バリデーションが完了するまでの期間に実施される封じ込め作業又は暫定的作業が述べられていない。

・改訂後のプロセスバリデーション手順書は、要求事項を満たしていない。

21 CFR 820.198:苦情処理の要求事項への不適合。例えば:

・苦情の詳細内容、調査の日と結果に関する記録が無い。

・調査を実施しない正当性が文書化されていない。

・回答書の適性は現時点で判断できない。例えば、過去の苦情を全て見直すと述べられているが、この活動は完了していない。更に、改訂後の苦情処理手順によって調査の実施が確実になるか不明である。

21 CFR 820.100(a):是正・予防処置(CAPA)の要求事項への不適合。例えば:

・2020年に開かれたCAPAでは、不適合の影響又は原因が記録されていない。

・回答書を審査したが不適切である。改訂後のCAPA手順書は、指摘された問題に対処できる内容ではない。

21 CFR 820.90(a):不適合品管理の要求事項への不適合。

・手順書では、不適合品が発見された場合には品質保証部門に連絡して処理すると述べられているが、当該処理作業を記録する手順が欠けている。

・査察で観察した不適合品記録には、不適合品の評価と処理が記録されていなかった。

・回答書を審査したが不適切である。手順書は改訂されたが、不適合品の審査と処理が述べられていない。

21 CFR 820.30(g):設計バリデーションの要求事項への不適合。例えば:

・手順書では設計バリデーションを要求しているが、具体的な手順が記述されていない。

・シリコンインプラントの保存可能期間を5年間と定めているが、この数値はバリデーションに基づくものではない。査察中に提示された覚書には、試験が実施されたと記述されているが、サンプル数、試験方法、使用された設備/装置などが記録されていなかった。

・回答書を審査したが不適切である。指摘された問題への対処が不十分である。

21 CFR 803.50(a)(1):有害事象の報告期限の要求事項への不適合。例えば:

・観察した有害事象に関する報告書がFDAに提出されていない。

・回答書を審査したが不適切である。組織的な問題に対処しておらず、更に、過去に遡って有害事象報告の義務を評価していない。

21 CFR 803.50(a)(2):不具合に関する有害事象報告の要求事項への不適合。例えば:

・観察した不具合に対して、有害事象報告の義務があるにも関わらず、FDAに報告されなかった。

21 CFR 803.20(a)(3):有害事象の報告(MDR)の要求事項への不適合。例えば:

・手順書には、MDRの電子提出の手順が含まれていない。

 

2021年11月16日発行FDA警告書(FDAウェブ掲載日:2021年12月21日)

指摘のきっかけ

FDAによる査察

関連医療機器

電気手術器具、気腹針

違反項目

・品質システム規制に対する違反により、当該製品は粗悪品である。

・違反の重大性に鑑み、違反が解消するまで対象製品が米国に輸入されることを禁ずる。

・再査察を実施し、適切な修正及び/又は是正処置を検証する必要がある。

21 CFR 820.30(a):設計管理の要求事項への不適合。

・米国で販売される医療機器に関して、設計管理手順書が確立されていない。

・当該製品に対して設計と開発の作業を実施した記録及び/又は証拠を提示できなかった。

・この問題は2015年4月に実施された前回査察でも指摘されている。

21 CFR 820.90(a):不適合品管理の要求事項への不適合。

・不適合品管理手順書は、規制要求事項を満たしていない。

・不適合品の調査の必要性、ならびに関係者への通知の必要性の判断を実施した記録又は証拠が存在しない。

21 CFR 820.75(a):プロセスバリデーションの要求事項への不適合。

・PQの客観的データ/証拠、又はPQ活動の結果を提示できなかった。

・この問題は2015年4月に実施された前回査察でも指摘されている。

21 CFR 820.70(g)(1):製造設備の保守スケジュールの要求事項への不適合。

・観察した製造設備に関して、保守ジュールが確立されていなかった。

21 CFR 820.86:受入状況の要求事項への不適合。

・「滅菌済み」とラベルされた倉庫内の米国向け製品は、「非滅菌」と表示されるべき製品であった。

・滅菌済み製品と区別できる「非滅菌」のラベルが付与されることを確実にする手順が存在しない。

21 CFR 820.198(a):苦情処理の要求事項への不適合。

・苦情処理手順書には、総代理店から苦情を受理する要求事項が含まれていない。

・苦情処理に関して、総代理店との契約が存在しない。

21 CFR 820.181:機器原簿(DMR)の要求事項への不適合。

・米国向け医療機器のDMRが維持されていない。

21 CFR 820.184:機器履歴記録(DHR)の要求事項への不適合。

・米国向け医療機器のDHRを提示することができなかった。

・違反への対処ならびに再発防止策を説明する回答を15日以内に書面で提出するように。

・本レターは貴社における違反を漏れなく列挙したものではない。FDA関連の法律と規制への適合を確実にすることは貴社の責任である。本レター及び様式FDA 483で示された違反項目は、貴社の製造および品質の管理システムでの深刻な問題による症状に過ぎないであろう。調査を実施し、違反の原因を判断し、違反を正し、製品の適合性を確保するため、迅速な処置を取るように。

 

2021年12月1日発行FDA警告書(FDAウェブ掲載日:2021年12月21日)

指摘のきっかけ

FDAによる企業ウェブサイト、フェースブック、インスタグラム、リンクトインのレビュー

関連医療機器

COVID-19抗原検査機器

違反項目

市販前承認/認可/許諾の無い状態で米国で販売されているため、当該製品は粗悪品であり不正表示品である。

FDAロゴの使用は、米国の連邦法に対する違反であり、民事上および刑事上の責任が問われる可能性がある。

48時間以内にCOVID-19タスクフォースにEメールを送り、違反項目への対処方法を説明するように。その説明には、再発防止策と関連文書のコピーを含めること。

貴社名は、COVID-19関連の法律違反で警告書を受けた企業のリストに記載されFDAウェブサイトで公表される。是正処置がFDAによって確認されれば、リストは更新される。

 

2021年11月23日発行FDA警告書(FDAウェブ掲載日:2021年12月14日)

指摘のきっかけ

FDAによる査察

関連医療機器

酸素濃縮器、吸入器、その他

違反項目

・品質システム規制に対する違反により、当該製品は粗悪品である。

・医療機器報告(有害事象報告)規制に対する違反により、当該製品は不正表示品である。

・違反項目には以下が含まれるが、それに限定されない。

21 CFR 820.30(f):設計検証の要求事項への不適合。

・酸素濃縮器は、特定の範囲の動作周囲温度において、特定のコンプレッサーを使用するよう設計されている。設計検証報告書では、完成機器の内部温度の測定値が温度仕様を上回っている。

・回答書を審査したが不適切である。使用目的に対応した適性を判断するのはユーザーであるという論拠に基づき、推奨温度を上回る範囲でのコンプレッサー機能試験が実施できればよいとしているが、本試験は全ての使用目的に対処したものではない。例えば長期の使用による影響が考慮されていない。別の試験報告書も、長期の使用を考察するものではない。

・このような製品をマーケティングしている事実に、どのように対処するのか述べるように。

21 CFR 820.198(a):苦情ファイルの要求事項への不適合。

・苦情処理手順書では、苦情を「タイムリーに且つ一貫した方法で」審査すると述べられている。更に、重篤な怪我または死亡事故があったかどうか判断すると述べられている。しかし、この手順に従わなかった。例えば:

・2021年1月19日にカスタマーサービスで受領した苦情が記録されたのは73日後であった。

・苦情処理手順書では、一件ごとに有害事象報告手順書に基づき報告義務が評価されると記述されているが、この手順に従わなかった。

・深刻な発熱の不具合が複数件発生したが、患者の情報が全く記録されなかった。そのような情報を入手しようとした努力も記録されなかった。報告義務判断のための情報収集も行われなかった。

・回答書を審査したが、現時点で適性は判断できない。正式に指定されたユニットによる苦情の受領・審査・評価が行われ、全ての苦情が一貫してタイムリーに処理され、口頭の苦情が受領時に文書化され、有害事象報告義務が評価されることを示す手順が確立された証拠を提出するように。

21 CFR820.100(a):是正・予防処置(CAPA)手順の要求事項に対する不適合。

・CAPA手順書では、品質データをレビューし、望ましくない潜在的事象に至る可能性のある傾向が示されている場合にはCAPAを開くと述べられている。しかしながら、このような傾向分析に基づくのでなければ、患者に対する高いリスクが示された品質問題に対してCAPAを開くことは求めていない。

・回答書を審査したが、現時点で適性は判断できない。品質データを記録し分析する方法、並びに不適合と事象の深刻度とリスクに応じて調査を行う手順を提示するように。

21 CFR 820.198(c):苦情の評価と調査の要求事項に対する不適合。

・苦情処理手順書では、「機器、ラベリング、又は包装が仕様を満たしていない可能性を含む苦情は、審査・評価・調査されなければならない」と述べられている。しかし、この手順に従わなかった。

・回答書を審査したが、現時点で適性は判断できない。過去にさかのぼって苦情を審査し、その結果とともに、改訂後の手順書を提出するように。

21 CFR 820.90(b)(2):不適合品の手直しの要求事項への不適合。

・回答書を審査したが不適切である。提出された工程内手直し手順には、手直し後の試験を機器履歴記録(DHR)に保管する要求事項が欠けている。

21 CFR 803.17(a)(1):有害事象報告の義務を評価するシステムの要求事項への不適合。

・複数の苦情に関して、有害事象報告の必要性の判断に、受領から200日以上が費やされた。

・回答書を審査したが、現時点で適性は判断できない。改訂後の手順書および手順書を実施した証拠を提出するように。

21 CFR 803.50(a)(1):期日内に有害事象を報告する要求事項への不適合。

・例えば、深刻な怪我の情報を2021年1月19日に受領したが、FDAにMDRを提出したのは4月6日である。

・回答書を審査したが、現時点で適性は判断できない。報告義務のある事象を全てFDAに報告するように。

 

2021年11月23日発行FDA警告書(FDAウェブ掲載日:2021年12月7日)

指摘のきっかけ

FDAによる査察およびラベリングのレビュー

関連医療機器

経皮コラーゲン誘発機器

違反項目

・適切な市販前許可を得ずに米国でマーケティングされていることから、当該製品は粗悪品であり不正表示品である。

・パンフレット、ウェブサイト、その他のラベリングにおける記述によると、当該製品には市販前にFDAによる許可が必要である。

・本レターで述べられている違反項目に直ちに対処するように。

・違反への対処ならびに再発防止策を説明する回答を15日以内に書面で提出するように。

 

 2021年11月18日発行FDA警告書(FDAウェブ掲載日:2021年11月30日)

指摘のきっかけ

FDAによる査察

関連医療機器

酸素濃縮器

違反項目

・品質システム規制に対する違反により、当該機器は粗悪品でである。

21 CFR 820.198(c):苦情の調査に関する要求事項への不適合。

・機器が仕様を満たしていない可能性のある苦情の約1割が調査されなかった。

・4回に渡る回答を審査したが不適切である。CAPAを開き根本原因の分析と手順の更新を実施したが、苦情の調査に関する手順はいまだに要求事項を満たしていない。

21 CFR 820.198(a):苦情の受領・審査・評価に関する要求事項への不適合。

・貴社手順では、危害の程度に応じて深刻度スコアを付与するが、当該スコアは実情よりも低く評価されるしくみになっているため、手順は不適切である。

・4回に渡る回答を審査したが不適切である。即座の修正として実施された深刻度スコアの正当化は不適切である。

・本件に関して開かれたCAPAの更新情報を提示するように。

21 CFR 820.100(a)(1):CAPA実施のために必要に応じて適切な統計的手法を用いる要求事項への不適合。

・貴社手順では、「その他」と分類される症状に対して分析が実施されず、2020年第4四半期において多発した「その他」の苦情に対して新たな分類をせず、CAPAにつながらなかった。

・コンポーネントの問題が苦情情報から把握できるにもかかわらず、サプライヤー監視のためのコンポーネント故障分析が行われていない。例えば、2020年2月1日~2021年4月30日までの苦情の約81%はコンポーネントに由来する原因とリンクしている。

・4回に渡る回答を審査したが、現時点では査定できない。CAPAの情報を更新するように。

21 CFR 820.100(a):是正・予防処置手順(CAPA手順)を確立する要求事項への不適合。

・貴社のCAPA活動は不適切である。例えば、あるCAPAにおいて、根本原因は「仕様の定義が不十分であった」と記録されているが、それ以上の調査は行われず、品質システムのどの部分がこの問題の原因となったのか判断されず、再発を防止するための是正処置が取られなかった。

・回答書が適切かどうか、現時点では判断できない。CAPAの情報を更新するように。

21 CFR 803.50(a):有害事象の報告に対する要求事項への不適合。

・複数の苦情において機器の不具合が含まれていたが、同様の問題はリコールの対象であった。このような不具合に関しては、有害事象報告が義務付けられているにも関わらず、報告されなかった。

・8月の貴社回答が適切かどうか、現時点では判断できない。修正と是正処置が進行中であるため、その有効性示す記録又は証拠を提示することができない。CAPAの更新情報を提示するように。更に、当該不具合が組織的な問題なのか判断すべきであるにも関わらず、同様の機器に対する苦情を、過去にさかのぼって審査しない正当な根拠を提示するように。

・違反への対処ならびに再発防止策を説明する回答を15日以内に書面で提出するように。

・本レターは貴社における違反を漏れなく列挙したものではない。FDA関連の法律と規制への適合を確実にすることは貴社の責任である。本レター及び様式FDA 483で示された違反項目は、貴社の製造および品質の管理システムでの深刻な問題による症状に過ぎないであろう。調査を実施し、違反の原因を判断し、違反を正し、製品の適合性を確保するため、迅速な処置を取るように。

 

2021年10月1日発行FDA警告書(FDAウェブ掲載日:2021年11月23日)

指摘のきっかけ

FDAによる査察

関連医療機器

血液加温器、輸液ポンプ、他多種

違反項目

・医療機器報告(有害事象報告)規制及び改修と撤去(リコール)規制に対する違反により、当該製品は不正表示品である。

・品質システム規制に対する違反により、当該製品は粗悪品である。

・違反項目には以下が含まれるが、それだけに限らない。

21 CFR 803.50(a)(2):不具合報告の要求事項に対する不適合。

規制で要求された通りに不具合を報告しなかった。例えば:

・観察した2件の苦情は、不具合に関連しており、その機器又は同様の機器での当該不具合のために貴社は処置を講じた。このような苦情に対しては、FDAへの有害事象報告が要求されるが、報告しなかった。

・4回に渡る回答書を審査したが、不適切である。組織的な修正及び是正処置を講じたと述べているが、その記録又は証拠が提出されていない。

21 CFR 803.17(a)(2):報告義務の必要性判断に関する標準化された審査プロセスの要求事項に対する不適合。

・各有害事象に対して調査し原因を評価する手順が無い。

・報告義務の判断をタイムリーに実施する手順が無い。

21 CFR 803.17(a)(3):報告書をタイムリーに提出する要求事項への不適合

・様式FDA 3500Aの記入に関する手順が無い。

・有害事象報告を電子的にFDAに提出する手順が無い。

・合理的に既知であると判断される情報を提出する手順が無い。具体的には、様式FDA 3500Aにどのような情報を入力するかを示す手順が無い。

21 CFR 803.17(b):記録の作成と維持の要求事項への不適合。

・MDR事象ファイルで維持すべき情報の記録に関する手順が無い。

・報告義務の要否判断に用いられた情報の記録に関する手順が無い。

・報告義務の要否判断のための考察/判断プロセスに関する情報の記録の手順が無い。

21 CFR 806.10:リコール報告の要求事項に対する不適合

・健康へのリスクを呈する可能性のある機器の法律違反に対処するために講じられた改修又は撤去を、FDAに報告しなかった。

・予想よりも早く故障が発生するために、機器の交換を掲示板で発表したが、FDAに報告しなかった。

21 CFR 820.30(g):設計バリデーションの要求事項に対する不適合。

・バージョン1.2のファームウェアに用いられるバージョン1.6.1のソフトウェアをバリデーションしなかった。ソフトウェアとファームウェアの生産では常に変更が行われているにも関わらず、バージョンが不一致であり、要求事項を設計インプットに含めていない。

・液体侵入に対して電源コード固定器具をバリデーションしなかった。バリデーション不要の根拠も文書化しなかった。評価は完了していたが、合否基準は定義されておらず、重要なパラメータも特定されていなかった。

21 CFR 820.100:是正・予防処置(CAPA)の手順書の要求事項に対する不適合。

CAPAによる処置が実施されない。例えば:‘

・圧力に関する設計変更のために、流量が取扱説明書で記述している数値に満たなくなり、CAPAを開いたが、未だに完了していない。

・注入過剰の問題でCAPAを開いたが、処置が取られていない。

・配達時に機器に不具合がある問題に対してCAPAを開いたが、対処の途中で別の複数のCAPAに分散され、いずれも未だに完了していない。

是正処置が有効であり完成機器に悪影響を与えないことを確認するための検証又はバリデーションが実施されていない。例えば:

・正しいシリンジを認識できない問題に対してCAPAを開いたが、是正処置の検証が不十分で、結果としてリコールを招いた。

・査察中に観察した他の複数のCAPAでも、是正処置の検証記録が無かった。

品質データ源が分析されない。具体的には:

・品質データ分析に関する手順は「苦情シグナル審査プロセス」と題する文書1件のみであり、他の品質データ源の審査に対処していない。

・苦情およびセールスチームからの報告書が増加し、不適合の処置が取られたが、リスク分析において「無視できる」レベルであると判断された。

21 CFR 820.198(a):苦情処理手順の要求事項に対する不適合。

・苦情の調査記録を維持していない。手順書では、苦情の調査記録は「調査対象」ファイルに保管しなければならないが、一部が電子メールに保存されているだけである。電話で受領した苦情は対処されていない。

・苦情処理手順では、担当者は調査後に「調査後のハザードコード」を更新しなければならないが、15件の苦情のうち3件については、審査後に「特記事項なし、故障は発見されなかった」と記録された。実のところ、返品された製品には問題があった。

21 CFR 820.30(j):設計履歴ファイルの要求事項に対する不適合。具体的には:

・設計変更による新規510(k)提出の要否判断に関して、少なくとも5件のLetter to Fileが欠損している。

・本レターで述べられている違反項目に直ちに対処するように。

・違反への対処ならびに再発防止策を説明する回答を15日以内に書面で提出するように。

 

2021年10月20日発行FDA警告書(FDAウェブ掲載日:2021年11月2日)

指摘のきっかけ

FDAによる査察

関連医療機器

創傷包帯

違反項目

・品質システム規制に対する違反により、当該製品は粗悪品である。

・医療機器報告(有害事象報告)規制に対する違反により、当該製品は不正表示品である。

21 CFR 820.100:CAPA手順書ならびにCAPA活動の記録に関する要求事項への不適合。例えば:

・前回査察の所見への対応として取扱説明書を変更したが、今回の査察においても、認可されていない記述が取扱説明書に含まれていることが確認された。

・実施されたリコールに関する報告など、是正処置の活動が一切記録されていない。

・これは、前回査察で指摘した問題、並びに査察後に実施された規制ミーティングで検討した問題が、いまだに繰り返されていることを示すものである。

・回答書を審査したが不適切であると結論付けた。改訂後の取扱説明書が提出されたが、適合性を示す証拠に欠ける。更に、取扱説明書の変更のために着手したCAPAについて説明されていない。

21 CFR 820.30:設計管理の要求事項に対する不適合。例えば:

・適切な設計管理手順が確立されていない。

・これは、前回査察で指摘した問題、並びに査察後に実施された規制ミーティングで検討した問題が、いまだに繰り返されていることを示すものである。

・回答書を審査したが不適切であると結論付けた。設計管理手順書の確立について説明されていない。

21 CFR 820.30(i):設計変更の要求事項に対する不適合。具体的には:

・査察官に提示された設計変更には、取扱説明書の変更が含まれていたが、変更実施前の検証、バリデーション、審査、承認が文書化されていなかった。

・これは、前回査察で指摘した問題、並びに査察後に実施された規制ミーティングで検討した問題が、いまだに繰り返されていることを示すものである。

・回答書を審査したが不適切であると結論付けた。設計変更を記録する様式が作成されたが、承認前の検証、バリデーション、審査を記録する欄がない。更に、過去の設計変更に対して遡及的見直しが実施されていない。

21 CFR 820.50:購買管理の要求事項に対する不適合。具体的には:

・購買管理手順書が確立されておらず、例えば、委託製造業者が変更を報告するしくみが整っていない。

・これは、前回査察で指摘した問題、並びに査察後に実施された規制ミーティングで検討した問題が、いまだに繰り返されていることを示すものである。

・回答書を審査したが不適切であると結論付けた。約束の期日までに手順書が提出されなかったばかりでなく、委託製造業者に適用される管理の種類と範囲が説明されていない。

21 CFR 820.80(b):受入活動の要求事項に対する不適合。具体的には

・受入活動の手順書が無く、更に、実施されている受入検査は着荷品の外観検査のみである。

・これは、前回査察で指摘した問題、並びに査察後に実施された規制ミーティングで検討した問題が、いまだに繰り返されていることを示すものである。

・回答書を審査したが不適切であると結論付けた。約束の期日までに手順書が提出されなかった。

21 CFR 820.198:苦情ファイルの要求事項に対する不適合。具体的には:

・苦情処理手順が確立されておらず、例えば、口頭による苦情は記録されず、ウェブサイトから受領した苦情は評価されずに電子メールで維持されている。

・これは、前回査察で指摘した問題、並びに査察後に実施された規制ミーティングで検討した問題が、いまだに繰り返されていることを示すものである。

・回答書を審査したが不適切であると結論付けた。手順書を確立する計画が述べられていない。

21 CFR 820.40:文書管理の要求事項に対する不適合。

・審査した回答はいずれも不適切であり、文書管理手順を作成する予定があるのか不明である。

21 CFR 820.70(c):環境管理の要求事項に対する不適合。具体的には:

・対象製品は無菌医療機器であり、特定の管理温度の定義が求められるが、適切に環境条件を管理する手順がない。

・これは、前回査察で指摘した問題、並びに査察後に実施された規制ミーティングで検討した問題が、いまだに繰り返されていることを示すものである。

・回答書を審査したが不適切であると結論付けた。手順書作成まで極めて長い期間を要する旨が述べられているが、その理由が説明されていない。

21 CFR 803.17:医療機器報告(MDR)手順書の要求事項に対する不適合。具体的には

・MDR手順書が確立されていない。

・回答書を審査したが不適切であると結論付けた。MDR手順書を作成予定と述べられているが期日が示されていない。

・本レターで述べられている違反項目に直ちに対処するように。

・違反への対処ならびに再発防止策を説明する回答を15日以内に書面で提出するように。

 

2021年10月5日発行FDA警告書(FDAウェブ掲載日:2021年10月26日)

指摘のきっかけ

FDAによる複数の商業ウェブサイトの審査、事前の問い合わせに対する回答の審査

関連医療機器

乳児・幼児モニター

違反項目

粗悪品

・当該製品は、FDAによる承認、認可、又は許可が無い状態で米国でマーケティングされている。

・FDAは2016年以来、貴社との連絡において、当該製品は一般ウェルネス製品ではなく医療機器であり、適用する規制に適合する必要がある旨を伝えている。

・違法行為を直ちに停止するように。

・15日以内に、違反への対処ならびに再発防止策を説明する回答を書面で提出するように。

 

2021年9月3日発行FDA警告書(FDAウェブ掲載日:2021年10月26日)

指摘のきっかけ

FDAによる企業ウェブサイトの審査

関連医療機器

マスク

違反項目

粗悪品/不正表示品

・当該製品は、FDAによる承認、認可、又は許可が無い状態で米国での販売がオファーされている。

・虚偽の例として、ウェブサイトには「FDA認証」、「FDA承認」等の文言がある。更にFDAのロゴも表示されている。

・徹底的な調査を実施し、違反への対処ならびに再発防止策を説明する回答を15日以内に書面で提出するように。

 

2021年9月17日発行FDA警告書(FDAウェブ掲載日:2021年10月19日)

指摘のきっかけ

FDA査察

関連医療機器

採血システム

違反項目

・品質システム規制に対する違反により、当該製品は粗悪品である。

・違反項目は以下の通りであるが、それだけに限らない。

・違反の一項目に関して貴社と電話会議を実施したが、回答書では当該項目が適切に対処されていない。本項目について再度電話会議を要請する。

・15日以内に、各違反項目への対処ならびに再発防止策を説明する回答を書面で提出するように。

21 CFR 820.100(a):CAPA手順書の要求事項に対する不適合。例えば:

・観察した記録によると、手順書で要求された作業が実施されていない。

・潜在的原因で調査/文書化されていないものがある。

・是正処置を実施しない根拠の説明に誤りがある。

・回答書を審査したが不適切である。査察で指摘された作業の記録が